「エニアグラム=性格診断」じゃない?よくある誤解と本当の使い方を解説

「エニアグラム=性格診断」じゃない?よくある誤解と本当の使い方を解説

「エニアグラムって、性格診断でしょ?」
実は、それはよくある誤解のひとつです。

エニアグラムは、あなたが「本来の自分」を思い出し、より自由に、より深く生きるためのツールです。

この記事では、Self Portraitセッションで活用している「9タイプ気質診断」をもとに、エニアグラムの本質的な使い方と、よくある誤解について解説していきます。

エニアグラムとは?

9つの気質を表す図

「9タイプ気質診断」のベースにあるエニアグラムは、私たちの内面にある思考・感情・行動パターンのクセを映し出す、自己理解のための心理学的モデルです。

Self Portraitセッションでは、この診断を通して、あなた自身の無意識のパターンに気づき、「本当の自分」と出会い直す対話を大切にしています。

エニアグラムのよくある3つの誤解と本当の使い方

誤解①:エニアグラムは「性格診断」でしょう?

→ 本当は:あなたの思い込みを手放すための気づきの地図です。

エニアグラムは、性格を決めつけるものではなく、「自分はこうなりがちだな」という無意識のクセに気づくツールです。

タイプを知ることは、スタート地点。
そこから、思考や行動を見直し、変化に向かうことができます。

「こうだからダメだ」ではなく、「こうなりがちだから、こうしていこう」と自由になるためのものなのです。

誤解②:9つのタイプは、生まれつき一生変わらない?

→ 本当は:成長とともに、柔軟に変化していくものです。

たしかに、子どもの頃から定着しやすい「気質の傾向」はあります。

でも、それは固定されたものではなく、気づきと実践によって変化できるものです。

たとえば…

  • タイプ1(信念を貫く人)は、柔軟性と寛容さを育てられる
  • タイプ9(平穏を愛する人)は、自分の意見をしっかり表現できるようになる

成長の道すじを示してくれるのが、エニアグラムの大きな魅力です。

誤解③:タイプ分けって、ラベルを貼ることじゃないの?

→ 本当は:あなたの個性を広げるためのサポートです。

「タイプ○だからこうだよね」といった決めつけは、本来のエニアグラムの目的とは真逆です。同じタイプでも、育った環境や経験で表れ方は全く異なります。

エニアグラムは、型にはめるためでなく、型から自由になるための道しるべです。

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エニアグラムを本当に活かす4つのポイント

1. 自己認識

まずは、自分のクセに気づくことから。

無意識に選んでいた行動パターンを知ることで、反応する前に立ち止まれるようになり、落ち着いた選択をできるようになります。

2. 柔軟な活用

エニアグラムはあなたをタイプの型にはめるものではなく、変容や成長のための心の道筋を示すものです。

「私はタイプ○だからこうなるのは仕方ない」ではなく、「どんな自分になっていきたいか」を軸に、柔軟に活用していきましょう。

3. 他者理解

自分と違うタイプを知ると、相手の行動や感情の背景が見えてきます。

「普通はこうするでしょ」「失礼な人だ」と決めつけるのではなく、相手には相手の「普通」があると気づけるようになります。

そうすることで、コミュニケーションに余裕が生まれ、人間関係が楽になるのです。

3. 成長のヒント

タイプを知ることで、自分の可能性をどう伸ばすかが見えてきます。

同じタイプの人は、同じような悩みを抱える傾向があります。

「気質的に仕方がない」と受け容れることができると同時に、それをただの開き直りで終わらせず、成長のためのヒントとして活かしていけます。

まとめ|あなたの人生を自由にするために

エニアグラムは、「あなたはこういう人」と決めつけるためのものではありません。むしろ、「どんなふうに変わっていけるか」を見つける旅の道しるべです。

そしてその旅は、ひとりで進むよりも、寄り添いながらナビゲートしてくれる存在がいることで、より安心で深いものになります。

私は「気質診断ナビゲーター」として、あなたが本当の自分らしさに出会い、人生をより自由に生きられるよう、丁寧にサポートしていきます。

🌱 自分をもっと深く知りたいと感じたら、あなたの旅の出発点に、Self Portraitセッションをご活用ください。小さな気づきが、大きな変化の一歩になります。

ABOUT US
みずさゆ産業カウンセラー | 社会保険労務士
「9タイプ気質診断」(エニアグラム)を通じて、あなたの本質に触れるお手伝いをしています。 産業カウンセラー・社会保険労務士として、企業の社外相談室で多くの方の悩みや変化に寄り添ってきました。 かつて自分自身も“迷う側”だったからこそ、今はナビゲーターとして伴走できる――そんな思いで活動しています。